Pia!紫紀堂本店へようこそ!!
第5話  『ショウウインドウにご注目?』

 鈴奈は、朝から不機嫌だった。それもそのはずである。鈴奈は、朝からバス停で散々苛められたあげく、通勤や通学の乗客が大勢いるバスの中でも、ずっと悪戯されていたのである。

『にゃっ…あっ!…にゃあぁぁぁぁっ!!』

 真赤に顔を火照らして、小声だか、小さく叫んでしまった。すぐ傍にいた人達は、感づいていたかもしれない。
 だから、店についたら、鈴奈はみゆみに目も合わせようともしなかった。確かに、鈴奈も最後は楽しんでいたが、何もあんな所で、という思いの方が強かったようだ。

「…鈴にゃん…怒ってる?」

 昼下がり。この時間帯は、客がほとんど来ない。そこで、この時間帯に店の中の掃除をする事になっている。実際、店内には客は全く無く、大きな窓ガラスから見える通りにも、人通りは全く無い。

「………」

 一瞬、ネコミミをぴくっ、と動かしたが、それ以外は全く反応が無い。『つ〜ん』とした表情で、モップで床を掃除している。

『こまったなぁ…帰りにチョコパフェでもおごんなきゃ…』

 そう、ぼんやり考えながら、通りに面した、大きなガラスを拭いている。
 その時、鈴奈のモップがみゆみの脚に引っかかった。

「あっ…」
「きゃっ!?」

 瞬間、スローモーションのように、水の入ったバケツが鈴奈の頭の上に飛び…

―バシャッ!―

 鈴奈は全身をずぶ濡れにし、ご丁寧にバケツを頭からかぶった状態で硬直していた。

「あっ!…鈴にゃん、ゴメンッ!」

 慌ててバケツを取り、急いでタオルを持ってきて髪の毛を拭く。その間も、鈴奈は微笑んで、みゆみのされるままになっていたが、突然

―ガシッ!―

 みゆみの肩を掴むと、ガラスに押し付けた。

「な…何!?すずにゃ…」

 みゆみが、抗議をしようとした時、鈴奈は無言でみゆみの耳たぶを柔らかく噛み、制服の上から胸を揉み、スカートの中に手を差し込む。

「鈴にゃん、あっ!ダメッ!…ここお店っ!」

 その声も無視し、激しく、しかし的確にみゆみの弱点を責め立てる。
 すぐに、みゆみの顔は、ほんのりと桜色に染まり、甘い吐息を吐き始める。

「…エッチ…お店でいじられて濡れてる…通りから丸見えなのに…」

―クチュッ―

 いつの間にか、みゆみのブラウスはボタンが外され、スカートがずり下ろされていた。鈴奈の右手は、ブラジャーの上から、すでに硬くしこっている乳首をしごく。左手はパンツの上から、秘裂と肉芽に同時に振動を与えている。

「あっ…ひゃう!…だめ…見えちゃう…」

 ちょうど、人通りは全く無い。しかし、2人の痴態は、店の外から丸見えの状態である。いつ通行人に見られてもおかしくないだろう。

「わたしにあんにゃことして…見られたいくせに…」

 そう言うと、さらに指の動きを激しくする。ブラジャーに手を差し入れ、直接愛撫する。じっくりと、優しく揉みしだき、同時に、指の間で乳首をしごく。
 逆の手で、太股を下から、上へ指先を這わせ、秘裂の周りを指先でなぞると、また太股を愛撫する。

「そんなっ…私は…んっ!…ふぁ」

 快感にガクガクと膝を震わせ、鈴奈に身を委ねようとする…その時、パンツの上から、秘裂に硬い感触が感じられ、

―グイッ!―

「あぁっ!ダメ…あああんっ!」

 みゆみが、鈴奈に体重をかけた瞬間、それに気付いた鈴奈が、股間にモップを差し込み、その結果、柄がみゆみの秘裂に喰い込んだのである。

「ふふっ…気持ちいい?…みんなに見られたいでしょ?いぢめられたいでしょ?」

 いつもの鈴奈からは全く想像できない、淫らな微笑を浮かべて、みゆみを見つめる。
 それを、潤みきった瞳で見つめ返すみゆみ。どちらともなく、キスをする二人。始めは軽く、やがて舌を絡ませあう。さらに鈴奈は、みゆみに唾液を流し込む。
 みゆみは、それを夢中で飲み込む。鈴奈はそんな様子を満足そうに見つめる。おもむろに、みゆみの肩に手をかけると、一気に体重をかけた。

―ズブ…ズブッ!―

 モップの柄が、数センチ、パンツごとみゆみの蜜壷に埋め込まれる。

「んぅ!?…んんんんん〜っ!!」

 みゆみはその衝撃に、爪先立ちになって耐えようとするが、鈴奈はそれを許さずに、みゆみの腰をしっかりと掴むと、無理矢理グラインドさせる。

「ぷぁっ!…あんっ!…鈴にゃん、ダメッ!」

 硬いものが、浅く、しかし確実に、みゆみの蜜壷を掻き混ぜる。さっきまでとは違う、単調で、どこか物足りない快感。
 いつの間にか、みゆみは鈴奈に導かれずに、自分から腰をグラインドさせていた。

「んっ、んあっ…ああぁぁ…」

 もう少し、後少しで浅い絶頂に至る、その瞬間、

―カラン―

 乾いた音を立て、モップが床に転がる。
 みゆみは、ガラスに寄りかかり、つかの間の休息を取る。しかし、鈴奈は、そんなみゆみを休ませることはなかった。背後から近づき、首筋、背中と舌を這わせる。キラリと光る透明な筋が、みゆみの白い背中に生まれる。

「ぴちゃ…んっ…」
「あっ…ふぅ…んあっ」

 穏やかな快感。頭の芯が、蕩けそうな快楽。それが、みゆみが今、置かれている状況と、鈴奈の今行っている事を忘れさせていた。
 鈴奈はそっと、みゆみのブラジャーとパンツを脱がせていた。みゆみはもはや、通りに面した、店のガラスに全裸で張り付いている。

「ちゅ…ね…みゆみにゃん…」
「え…?…きゃ!」

 とすん、と軽い音を立てて、みゆみは、いつの間にか準備された椅子に座らされる。
 はっ、と気が付いたときには、両腕は後ろ手に縛られ、両方の太股は大きく開かれ、肘掛に固定されていた。

「鈴にゃん!ダメ!見られちゃぅ!!」

 鈴奈は、その言葉をさらに無視すると、みゆみを椅子ごと、窓ガラスに近づけた。

―ペトッ―

 みゆみには、そんな音が聞こえた気がした。既に、愛液でヌルヌルになっていた秘裂が、窓ガラスに押し付けられる。強烈な羞恥心、そして、異常な快楽。

「ふぁ…鈴にゃん…」
「くすっ…だ〜め!…これはぁ…わたしをあんにゃ目に合わせた、オ・シ・オ・キ♪」
「…オシオキ…」

 『オ・シ・オ・キ』…その言葉を聞いた瞬間、みゆみの中で、何かが崩れた。ガラスは冷たいはずなのに、熱い愛液が次々に溢れてくる。
 その様子に満足したのか、鈴奈は後ろから手を回し、両手で優しくみゆみの胸を包み込んだ。

「みゆみにゃん…凄く感じてる…キレイ…」
「あっ…見られちゃう…見られちゃうぅ!!」
「…ちゅっ…あ…ほら…外見てみて♪」
「え…?…!!!」

 そこには、通りから2人の痴態を興味深そうに見つめる、女の子がいた。年は、10歳になってないのではないか。緑色の髪の毛と、くりくりとした大きな瞳が綺麗な子である。もう5,6年もすれば、美少女になる事は間違いないだろう。

「あ!…見ちゃダメ!!」
『???』

 その少女は、『なにをしてるの?』とでもいいたげな表情で、2人を見つめている。
 少女の純真な瞳が、みゆみを身も、心も犯していく。

「あぁ…みちゃ……ダメェ…」
「うふっ…こんなに濡らしてたら説得力ないよ。ね、もっと見てもらおう、みゆみにゃんの、えっちなトコロ」
「あ…ああぁぁぁ!」

―チュパッ―

 粘液が擦れる音を出しながら、鈴奈は、みゆみの秘裂を開く。ピンク色の、複雑な内部が、少女の目に晒される。

「ほら、お姉ちゃんの中…キレイでしょ?」

 みゆみは、快楽に蕩けきった表情で少女を見つめていた。

『うわぁ…すごくぬれてる…』
『…おねえちゃん…きもちいいの?』
『おねえちゃんって…えっちなんだぁ…』

 妄想の中で苛められる。それは、大勢に見られるよりも、異質な、強い快感だった。

「そうなのぉ…お姉ちゃんは、いやらしいのぉ…!」

 自然に言葉が、口を突いて出てくる。自分でも驚くほど、淫らな声。

「ちっちゃい女の子に、こんな所を見られて、すごく感じてるのぉ!」

 少女の視線、鈴奈の愛撫、自分の声。全てがみゆみの意識を白くさせていく。やがて、1番大きな波が押し寄せてくる。

「あぁっ…いっちゃう…見られただけで…ああぁぁぁぁぁっ!!」

―チョロ…シャァァァ―

 股間を、暖かい液体が伝っていく。それを気にする気力も無く、みゆみはぐったりしていた。気が付けば、少女の姿は無かった…いや、初めから居なかったのかもしれない。
 鈴奈は、手際よくみゆみの拘束を解いていく。そして、ぐったりしているみゆみを立たせ、ガラスに手をつかせ、丸いお尻を突き出させる。

「あん…わたし…まだ…」
「だ〜め、わたしはまだ満足してないんだから…気持ちよくさせてね?」

 そう言って、妖しく微笑むと、自分の尻尾を股間に通し、ちょうど肉茎のように手で擦る。

「あ…鈴にゃん…来て…」

 もはや、見られる事など気にすることなく、誘うように脚を開き、腰を突き出す。そのため、秘裂が開き、やや白濁した愛液が、ドロッと太ももを伝う。

―ズルッ!―

 愛液で満たされた蜜壷に、鈴奈の尻尾が挿入される。少しずつ、1センチずつ、焦らすように。

「鈴にゃん…もっとぉ…奥までちょうだい」
「自分で入れたら?」

 そのセリフを聞くと、みゆみは自ら腰を突き出し、さらなる挿入を求める。しかし、鈴奈はそれを見透かしたように、腰をひく。

「いぢわるっ…もう、どうでも良いからちょう…!!」

―ズプズプッ!―

 そう言ってみゆみが振り向いた瞬間、鈴奈は腰を一気に押し付けた。

「ふあぁぁぁぁ…!」
「んにゃ…あっ!」

 2人の喘ぎ声が同時に聞こえる。鈴奈は、尻尾を出し入れしながら、同時に尻尾を自分の肉芽に擦りつける。
 男の肉茎とは、全く違う感触。柔らかく、細かい毛が、蜜壷の隅々を擦り、強い快感を与える。

「んくっ…あっ!もっと…鈴にゃん…」
「にゃ…あっ!わたしも、きもちいいよぉ」

 時おり、中で尻尾をくねらせ、毛で子宮の入り口を擦る。強い快感に、みゆみは身体を震わせ、体重をガラスに預ける。
 みゆみの形のいい胸は、ガラスに押し付けられ、甘く、熱い吐息がガラスを曇らせる。通行人は全く無い。見られるかもしれない、いや、存在しない視線に犯される快楽、なのに、閉鎖された、二人だけの世界。

―グチュッ!ズチュッ!―

「ああっ!すごい…んっ、んんぁっ!!」
「あんっ…んにゃぁっ!」

 みゆみと鈴奈、2人の愛液で光る尻尾が、みゆみの中を出入りする。みゆみの口からは、唾液が溢れ、蜜壷から跳ねる二人の愛液と共に、パタッ、パタッとガラスに垂れている。

「鈴にゃん…わたし…もぉ…」
「にゃっ、みゆみにゃん…いっしょに」
「うんっ!…あっ、あああぁっ!!」

『あああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』

 声をハモらせ、絶頂を迎える。そして、ふたりは床に崩れ、荒い息をつく。

「…鈴にゃん…」
「…みゆみにゃん…」

 余韻の残る、火照った顔で見つめあい、やがて、どちらとも無く舌を絡めあう。
 そして、余韻に浸りつつ、みゆみの意識は暗闇に落ちていった。

―シャァァァァ―

 優しい水音、肌に感じる暖かさから、みゆみはうすく瞼を開く。

「…う…ん…」

 目を開くと、そこはお店のシャワールームだった。鈴奈が優しく、みゆみの身体を洗っている。今は、胸を洗っているらしい。

「あ、みゆみにゃん。気がついたにゃ?」
「鈴にゃん…」
「ゴメンにゃ…ひどいことして」
「いいのよ、わたしも朝、ヒドイ事したから…おあいこでしょ?」
「…そうだにゃ…じゃぁ、これで仲直りだね?」

 そう言って、優しく胸を洗う。その微妙な刺激に、みゆみのピンクの乳首は、徐々に硬くしこり、全身も桜色に火照ってくる。

「あっ…みゆみにゃ……んっ」

 全てを言う前に、鈴奈の唇を奪う。再び、今度は裸で抱き合う。シャワーの湯気に包まれながら、2人の裸体が絡み合う。

―1時間後―

「全く…2人は何やってたんだ?掃除もほったらかしで…」

 2人は、店のスタッフルームで、正座で怒られていた。掃除の途中で投げ出し、シャワールームでのぼせていたのだから、仕方ない。

「……くすっ」

 みゆみが鈴奈を横目で見て、苦笑いをする。

「…えへっ…」

 鈴奈も微笑む。やはり、2人は大の仲良しなのは間違いない。

「2人とも!聞いてるのか?!」
『はいっ!』