Pia!紫紀堂本店へようこそ!!
第6話  『鈴奈のフルコースはいかが?』

〜7月某日 昼下がり〜

「鈴にゃん、ボ〜っとしてたら、店長に怒られるよ?」

 肩を、軽くポンッと叩く感触。

「うにゃっ?!」

 ピクンッ!と可愛いネコミミが反応して、鈴奈が振り返ると、そこには笑顔で、でもちょっと怒ったような表情のみゆみがいた。

「あっ…みゆみにゃん…」
「ほらぁ…またボ〜っとしてる。どうしたの?今日はおかしいよ?調子が悪いんだったら、少し休んだら?」
「ううん…大丈夫にゃから…」

 そう微笑む鈴奈の両目は、いつもより潤み、顔もやや火照っているように見える。そんな鈴奈は、普段の元気一杯な感じは全く見られず、むしろ、艶っぽいと言ったほうがいいかもしれない。

『…やっぱり…アノ日だわこれは…ナニも無ければいいけど…』

 『アノ日』…鈴奈やみゆみは、月に一回、異常に体が火照ってしまう日がある。そんな日は、朝に自分で慰めたり、冷たいシャワーを浴びるなどして、何とか治めてしまうようにしている。
 しかし、更に半年に1回、何をしても無駄な日がある。2人は、その日を『発情期』という風に呼び、気をつけているのであるが…この日の厄介な点は、突然に、たとえ仕事中でも、前触れも無く訪れるという事である。

「あ、鈴奈ちゃん。このアイスコーヒー、5番のテーブルのお客様にお願いね」
「わかりましたにゃ♪」

 軽い足取りでアイスコーヒーを運ぶ鈴奈。しかし、形の良いお尻としっぽが同じリズムで揺れる後姿は、男を誘っているように見えた。

「お待たせしましたにゃ…アイスコーヒーです♪」
「あ、どうも…」

 と、鈴奈が、アイスコーヒーをテーブルに置こうとした時、

―バシャッ!―

 テーブルの上のお冷に、鈴奈の手が当たってこぼれ、男のお客のズボンを濡らしてしまった。

「あっ!ごめんなさいにゃ!すぐ拭きます」

 そう言うと、テーブルの下に潜り込み、男の股間の近くをタオルで拭き始める。
 
「すみませんにゃ…」
「あ、良いんですよ、気にしてませんから」

 そう話しながら、男のズボンを拭く鈴奈。その時、一瞬だけ、鈴奈の右手が男の股間に触れてしまった。

「あっ………」

 その股間は、少し熱を持ち、心持ち大きくなっているような気がした。それは、無理も無いかもしれない。美少女に股間を拭いてもらっている、というシチュエーションはそうそうあるものではない。

―ゴクッ―

 鈴奈は、頭の奥が熱くなるのを感じていた。

『あ…熱くなってる…欲しい…』

 そんな思いが頭をよぎる。しかし、ここは店の中、しかも昼間である。『特別メニュー』なら話は別だが、今は通常営業中だ。

『ダメ…今は仕事中にゃ…でも…でもぉ…』

 頭の中ではそう考えていても、体が無意識に動いてしまっている。いつの間にか、鈴奈は男の股間を、ズボンの上から優しく擦り、その感触を楽しんでいる。その肉茎は明らかに熱く、硬くなっていくのが鈴奈にはわかった。

「あ、あの…ウェイトレスさん?」

 さすがに変に思ったのか、男が小声で鈴奈に語りかける。
 しかし、鈴奈はそれに、テーブルの下から微笑で返す。その目は、もはや淫らな欲望で潤み、その手の動きを止める事は無かった。
 鈴奈は、さらにテーブルの奥に入り込み、周囲からほとんど見えなくなる事を確認すると、ゆっくりと、まるで男と、そして鈴奈自身を焦らすかのように。

「はぁ…♪」

 目の前にそそり立つ肉茎に、鈴奈の熱い吐息がかけられ、肉茎はそれに合わせて、ビクッ、ビクッと揺れる。

『口だけ…一回だけなら…これだけだから…』

 そう自分に言い聞かせながら、肉茎を咥え込んだ。鈴奈の口の中は、既に多量の唾液で満たされており、一気に肉茎を飲み込むと、唇、舌、喉を使い、扱き始める。

―グチュッ!ジュルッ!ズルッ!―

「んっ…んんっ…ズルッ…」

 ゆっくりと、長いストロークで、男の肉茎の熱さ、硬さ、太さを確かめるように奉仕する。更に、鈴奈の左手は、無意識のうちに自分の股間をパンツの上からなぞっていた。
 パンツはもはや濡れぼそり、クチョクチョと音を立てていたが、鈴奈は、器用にパンツを脱ぎ捨てると、自分の顔の動きに合わせて、自分を責め始めた。

「うんっ!…んんんっ…ふんっ…」

 次第に動きを早くしていく。鈴奈は、ちらっと男を見上げると、男はそ知らぬ顔をしてアイスコーヒーを飲んでいる振りをしていた。実際は、ストローを咥えているだけで、それで、声が漏れるのを耐えているのだろう。

―ズチュッ、ズズッ、グチュ―

「んっ、んっ、んっ……んんんっ!?」

 何の前触れも無く、大量の精液が、鈴奈の口に注ぎ込まれる。その瞬間、鈴奈は自分の蜜壷に指を2本、一気に突っ込み、上下からの衝撃に軽い絶頂を感じつつ、従順に放出が収まるのを待っている。
 ひとしきり、放出が収まると、多量の精液を含んだまま、何事も無かったようにテーブルの下から這い出る。そして、男の前に立つと、そのまま、

「ご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでしたにゃ…チュルッ!」

 とお辞儀をしながら、謝る。その時、口の端から精液が垂れたが、それを、男の目の前で啜ると、

「んっ…ぐちゅっ………こくっ」

 男の目の前で、口の中でまんべんなく唾液と掻き混ぜ、飲みこみ、にっこりと微笑む。そして、何事も無かったようにスタッフ・ルームへと歩いていった。しかし、その目はアイスコーヒーを運ぶ前よりも潤み、顔もさらに紅潮していた。
 その時、みゆみが鈴奈とすれ違った。みゆみの敏感な鼻には、しっかりと鈴奈の愛液の香りと、そして何より、栗の花のような精液の匂いをしっかりと感じる事ができた。

「鈴にゃん…あの子………」

 みゆみは、不安そうに鈴奈の艶っぽい後姿を見つめ、これ以上何事もない事を祈ると同時に、淫らな期待に胸を躍らせていた。

〜同日 16:00〜

 あの後、鈴奈の予想に反して、身体はさらに火照っていた。男のものを、口に受け入れ、自分を慰める。そうすることで、収まると思っていた。
 しかし、それは全く逆効果だった。実際、口に男の熱い精液を受け、その間自分を責めつづけていた。しかし、男のものの熱さで、奉仕に夢中になってしまった。

「ふぁ…あんっ…にゃうんっ♪」

―ズプッ、グチュッ、ジュブッ!―

 鈴奈は、スタッフルームの机の上で、前ににバイブ、後ろにはローターを2つ挿て、両方の穴から、同時に加えられる快感に、絶えず嬌声をあげ続けていた。
 鈴奈は、『ちょっと休憩しますにゃ♪』と言ってから約30分、ずっとこの状態である。
 その時、

―ドンドン!―

「ちょっと鈴にゃん!いつまで休んでるの?いいかげん仕事してよ〜」

 みゆみの怒鳴り声が聞こえてくる。
 鈴奈は、慌てて起き上がると、玩具もそのままでドアの前に立つ。すると、ドアが乱暴に開けられ、いきなり店内に引っ張り出される。

「なっ…みゆみにゃ??」
「何じゃないでしょ?全く。仕事中なんだから、しっかりしてよ」
「…わかったにゃ…」

 しゅんとして謝る鈴奈。しかし、そのスカートの中では、絶えず玩具が鈴奈を責めていて、みゆみの注意も、ほとんど上の空、という感じだ。

「もう…あっ!いらっしゃいませ〜…ほら、鈴にゃん。お客様よ」
「え?…あ…い、いらっしゃいませにゃ……こっちですにゃ…」

 そう言って鈴奈は、客を席に案内する。男二人だけの客、どうやら大学の帰りらしい。そんな2人を、ぼんやりと見ていた鈴奈だったが、何を思ったか、笑みを浮かべた。吸い込まれるような、それでいて淫靡な微笑み。
 すると、鈴奈はレジからメモ用紙を取り、何かを書き、それをポケットに突っ込むと、

「お待たせしましたにゃ♪こちらへどうぞ」

 と、とびきりの笑顔で、案内を始めた。
 そんな鈴奈を、みゆみは微笑みながら見つめる。しかし、みゆみは全てを知っていた。昼の机の下での出来事、スタッフルームでの独り遊び。そして、みゆみはわざと、鈴奈が玩具でイク直前に、鈴奈を店内に引きずり出したのである。

「鈴にゃん…ふふっ♪」

 鈴奈の後姿を見送るみゆみ。その目は、ミニスカートから覗く太股に光る、一筋の愛液を、はっきりと捉えていた。

「えっと…こちらですにゃ♪」

 そう言うと、鈴奈は店の隅にある席を指さす。そこは、他の客からもやや離れており、そちらに背を向けていれば、何をしているかはほとんど分からないだろう。

「よっと…しっかし、あっついなぁ〜」
「ほんとになぁ…」

 そう言いながら、男達は思い思いに席につく。そして、テーブルに置かれたメニューを手にしようとした時、メニューの上に、一枚のメモと、小さな箱が2つ、置かれているのに気付いた。それを見て、男が何か鈴奈に尋ねようとすると、男の視線が、ある一点で停止した。

「いらっしゃいませ、ご注文をどうぞにゃ♪」

 そう言って、淫靡な微笑を浮かべる鈴奈。上半身は、いつもの制服姿である。下半身も…いつもと変わらないのであるが、ただひとつ違うのは、伝票を持っている左手で、スカートの裾を持ち上げ、奥深くまで挿しこまれたバイブと、ローターが、男達に晒されている事である。

「な…何を…?」

 少し、呆然とした口調で男が呟くが、机に置かれた『これで、わたしをいぢめてくださいにゃ♪』と書かれたメモと、小さな箱…コントローラを目にすると、お互いにニヤッと笑い、

「ああ、じゃぁ…どれにしようかなぁ…」

 その瞬間、

―ブブッ、ヴヴヴヴヴッ!―

『うにゃぁぁぁぁッ!!!』

 両方の穴に、深く埋め込まれた玩具が、最大強度で振動を始めた。蜜壷の深くまで挿入されたバイブは、子宮をも刺激し、溢れ出した愛液が太股を濡らす。そして、後ろの穴に埋まっている、2つのローターが、お互いにぶつかり合い、バイブと擦れあい、異常な快感を生み出す。
 そんな快感に、思わず叫びだしてしまいそうなのを、必死でこらえながら、鈴奈は注文を取りつづける。

「えっと…あんっ!…ハンバーグステーキセットと…ふぁぁっ!…ミックスピザでよろしいですにゃ?」
「ああ…それと、食後にコーヒーも」
「にゃっ!…わかりましたにゃ…」

 注文を取っている間も、男達は、バイブやローターの出力を微妙に変化させて、鈴奈を責めつづける。その間も、鈴奈は健気に、スカートを捲り上げた手を離さず、男達の目を楽しませる。

「それでは…うにゃんっ♪…メニューを…」

 スカートを元に戻し、メニューを回収しようとする鈴奈を、男の手が止めた。

「…え?…」
「ほら、追加で注文するかもしれないからさ。このままで…」

 それは、コントローラをそのままにして、また料理をもってこい、という意味だという事は、鈴奈にもすぐわかった。太股から愛液を垂らしている状態で、このまま接客をしなくてはいけない。
 本当なら、断らなくてはならないのだろうが、鈴奈にはもはや、与えられる快感に、抗うだけの理性と気力は残っていなかった。

「………分かりましたにゃ…♪」

 鈴奈はそう微笑むと、厨房へと消えていく。鈴奈が立っていた場所の床には、滴り落ちた愛液が光っていた。

「注文はいりますにゃ♪」

 そう言って、伝票を厨房に渡す。料理が出来るまで、本当なら他の客を見なくてはならない。しかし、鈴奈にはもう、それだけの余裕はなく、ただ料理ができるのを、待つ以外になかった。

「す〜ずにゃん!ちゃんと仕事してる?」

 後ろから、みゆみが声をかけてくる。どうやら、スタッフルームで休憩していたらしい。そして、その声と共に、ポンッと軽く、お尻を叩く。

「ふにゃっ!!!!」
「わっ?!…どうしたの?鈴にゃん…びっくりさせないでよぉ…」
「あ、ゴメンにゃ…でも、驚かせないでよお…」

 真赤な顔で、みゆみにそう言う鈴奈。しかし、顔が赤いのは、驚いただけではないだろう。実際、鈴奈は、油断していたために、軽くイッてしまっていた。

「ほら、鈴奈ちゃん。注文、出来たよ」
「あ…じゃぁ、いってきま〜す♪

 その場を取り繕うように、料理を手にする。あわてて出ていく後姿は、やはり、いつもと違っていた。
 みゆみは、今の鈴奈の反応と、雰囲気から、自分の考えたとおりに、鈴奈が快感に溺れていっている事を確信して、その後姿を、どこか艶やかな微笑で見送っていた。

 2人分の料理を運ぶ鈴奈。目的のテーブルが見えてきた、と思った時、不意に、両方の穴に埋め込まれた玩具が、振動を始めた。

『うにゃっ…ふあっ…』

 思わず、足が止まってしまいそうになるのを、必死でこらえる。しかし、歩くたびに、バイブが蜜壷に擦れ、快感を与えつづける。
 そんな鈴奈の様子を、席についている男達は、ニヤニヤしながら見つめていた。ミニスカートの中は、鈴奈の愛液でグショグショになっている。

「お、お待たせしましたにゃ…ハンバーグステーキセットと、ミックスピザになりますにゃ…」
「ああ、待ってたよ…じゃ…」

 そう男が言った瞬間、テーブルの脇に立っている鈴奈のスカートの中に手を突っ込むと、その手で、愛液でヌルヌルになったバイブレータを出し入れし、同時に、バイブレータを『強』にした。

―グチュッ!グチュッ!ズチュッ!!―

「!!?…〜〜〜ッ!!」

 敏感になっていた所に、急に強い刺激を受けた鈴奈は、一気に限界まで突き落とされた。テーブルに手をつき、必死で声を出さないようにする。そして、一通り波が過ぎると、がっくりと、テーブルの脇に崩れてしまった。
その瞬間、

―ガシッ!―

「うにゃ?!」

 急に、腕をつかまれる。そして、また次の瞬間。

―グイッ!!―

「にゃ…?!!」

 何が起こっているかも分からない状態で、男達に、テーブルの下へ引き込まれる。そして、そのまま四つん這いにされ、スカートを捲り上げられる。

「にゃ…にゃにを…!?」
『ほら、静かにしてないと、ばれちゃうよ』

 そう男に言われると、鈴奈は思わず、両手で口をふさいだ。それにタイミングを合わせたかのように、後ろの穴に埋め込まれている、2つのローターを一気に抜き取り、その代わりに、肉茎が挿入される。

「ん゛ん゛ん゛〜っ!!!」

 前もって、長い間ローターで責められていたからか、小さな蕾は柔らかく広げられ、ゆっくりと、しかし、確実に肉茎を根元まで飲み込んでいた。

「じゃ、俺達は食べてるから、そっちでどうにかしてくれよな」
「そうそう、これも、客へのサービスだよな」

 ゆっくりと、鈴奈の白くて丸いお尻を撫で回しながら、鈴奈にしか聞こえないように囁く。

―きゅっ、きゅっ―

 鈴奈は、それに対して、肉茎を軽く締め付ける事で答えると、音を立てないように、ゆっくりと、ストロークを始めた。
 激しく出し入れできないため、肉体的な、強い快感を得る事は出来ない。しかし、営業中の店の中で、誰かに見つかるかもしれないという状況の中で、お尻を犯されるという、異常な状況に、鈴奈は強い快感を得ていた。

『んっ!…んん〜〜〜っ!!!』

 痛くない程度に、肉茎を強く締め上げ、抜けるギリギリまで引き抜くと、ゆっくりと自分で挿し込む。これを、微妙に腰をグラインドさせながら繰り返す。
 どのくらい時間がたっただろうか。強い快感は得られるものの、あまりにも一定な快感に、鈴奈は絶頂の直前でとどまっている状態だった。
 その時、

「あの…おさげして宜しいですか?」

 おそらく、いつのまにか、男達は食事が終わっていたのだろう。他のウエイトレスが食事を下げに来たらしい。しかし、鈴奈はその声を聞いた瞬間、

―ビクッ!!!―

『アッ!ダメッ!見つかっちゃうにゃ!!…ふぁ…そんな…こんな所で…いっちゃう!!』

 鈴奈の身体が大きく震え、強く肉茎を締め上げる。それが引き金となったのか、直腸内に、熱い精液が多量に注ぎ込まれる。

「…うっ…」
「???…どうかしましたか?」
「いや、なんでもないです。あ、食後のコーヒーお願いします」
「はい、かしこまりました」

 ウエイトレスの、立ち去る足音が聞こえる。完全に見えなくなった事を確認したのか、肉茎が『ズルッ』と引き抜かれ、精液が漏れないように、さっきまで挿れられていた、ローターが入れられた。

「んあっ…あっ…」

 まだ、余韻に浸っている鈴奈を、男達はテーブルの中から引きずり出し、バイブとローターの出力を最大にする。

―ヴヴヴッ―

「うにゃっ…んんんっ!」
「ほら、さっきの娘が戻ってくる前に、戻らないと」
「あっ…わかったにゃ…」

 地に付いてない、ふらふらとした足取りで、鈴奈はそのテーブルから離れていった。そのスカートの中は、今もバイブと、ローターが鈴奈を責めつづけていた。その証拠に、鈴奈の歩いた後には、点々と、愛液の滴が続いている。
 そして、鈴奈は何を思ったのか、客用の男子トイレへと入っていった。

〜同日 19:00〜

 この店のトイレは、非常に綺麗だと評判である。白の大理石風の壁で、全体にモノトーンで統一されている。明るく、清潔感に溢れている。しかし、今は淫靡な空気に包まれていた。

―グチュッ、ズチュッ、ヌチュッ―

「にゃっ…ふぁっ…んくっ…」

 トイレの中は、むっとするような、鈴奈の香りに満ちている。鈴奈は、ここに入ってから、およそ30分、洋式の便器に座り、ずっと自分を慰めていた。上半身は、ブラウスを羽織っただけの状態になっており、下半身は、ずっと入れていた玩具以外は、何も身につけてはいなかった。
 鈴奈はもはや、自分を押さえる事が出来ない状態になっている。今の鈴奈の頭にあるのは、男の熱いものを、自分に受け入れ、熱い液体を注ぎ込まれ、全身にかけられることだけだった。
 そして、鈴奈は、その望みを直接叶えるために、一番楽な方法を思いついたのである。それは、

―ガチャッ―

「あんっ♪…お客さまぁ…特別サービスですにゃ♪」

 そう言って、片脚を便器の上に載せて股を大きく開き、右手でバイブを咥えている秘裂を開き、左手でバイブを抜き取る。

―ヌチャッ!―

 ことり。という音をたてて、バイブが床に転がる。その様子を、始めは呆然として、やがて生唾を飲み込みながら、男は見つめていた。

「い…いいんですか…?」
「にゃっ…もぉ…焦らさないでにゃ!」

 そう言うと、鈴奈は飛びつくように、男の股間に抱きつくと、ジッパーを下ろす。そして、鈴奈の姿を見て、硬くそそり立った肉茎を、深く、喉の奥まで咥え込む。
 すぐに、鈴奈は頭を前後させ、唇の端から溢れでる唾液を啜りながら、肉茎に奉仕する。柔らかい先端に、ザラザラの舌を絡め、先端を舌先でつつく。唇と、喉で肉茎を扱き、さらに熱く、硬くなっていく感触を楽しむ。

―ズッ、グチュッ、ジュルッ!―

「んっ…ぴちゃっ…ジュルルッ…ぷあっ…はぁ…いっぱい…いっぱい、かけてくださいにゃ♪」

 長いこと、咥えていた肉茎から、口を離すと、今度はかわいい両手で扱き、直接肉茎の熱さを感じる。その動きは、先ほどの口での奉仕の時に見つけた、男の弱点を的確に突き、一気に限界まで持っていく。

「くっ!でるっ!」

 その声を聞いた瞬間、鈴奈は肉茎の先端を鼻先に持っていく。

「にゃぁんっ♪」

―ビュッ、ビュルッ、ドクッ!―

 その瞬間、鈴奈の顔面に、多量の精液が叩きつけられた。熱く、ドロッとした液。独特のきつい匂い。それが、額、鼻の頭から垂れ落ち、突き出された舌に滴る。

「くちゅ…んくっ…もっとぉ…もっと欲しいにゃ♪」

 なおも、柔らかく肉茎を弄びながら、ねだる鈴奈。そして、男に背を向けると、両手で丸い双球を開き、濡れぼそって、ぱっくりと口の開いた秘裂だけでなく、いまだにローターが入っている、その上にある小さな蕾も晒す。

「あそこでも、お尻でも、好きなほうを使ってくださいにゃ♪」

 精液まみれの顔で、肉茎をねだる鈴奈。その淫らさに我慢できなくなったのか、やおら鈴奈の腰をガシッと掴むと、鈴奈の蜜壷に、一気に突き入れた。

―グジュプッ!―

「にゃああぁぁんっ!」

 前戯も無しに、激しく突かれる。テクニックも何も無く、ただ、鈴奈の姿に興奮し、奥まで突き上げる。鈴奈は、その動きに、ただされるがままになっている。体重の軽い鈴奈は、突き上げられるたびに身体が跳ね上がり、結合部からは、愛液がはじき飛ぶ。

―グジュッ、パンッ、ジュプッ!―

「うにゃっ!…にゃああああぁぁぁっ!!!」
「ぐっ!!!」

 最後に、強く腰が叩きつけられ、蜜壷の奥深くに、2回目とは思えないほど、大量の精液が注ぎ込まれる。鈴奈は、その感覚だけで絶頂に達すると、ぐったりと、床に崩れ落ちた。
 よほど興奮したのか、男の放出はしばらく止まず、鈴奈の中から抜くと、残りを全身に塗りつけ、鈴奈をそのままにして出て行った。

「ふぁ…あついの、いっぱい…」

 鈴奈は、蜜壷から零れ落ちる精液を手で受け止め、全身に塗り広げていく。そして、指の一本一本を丁寧に舐め、ついた精液を舐め取っていく。

「ちゅっ…おいし…でも…もっと欲しいよぉ…」

 そう言いつつ、再び便座に座りなおし、全身を精液でヌルヌルにしながら、自分を慰める。いつ果てるとも無く。

「あん…もっと…あついの…いっぱい…♪」

〜同日 閉店間際〜

 その後、鈴奈はトイレに入ってくる男達、全てに肉茎をねだり、どの穴といわず、熱い精液を注ぎ込まれた。その中には、オジサンもいたし、10代前半の男の子もいた。
 男のこの時などは、兄弟2人で入ってきて、鈴奈は、何も知らない男の子の肉茎を、まとめてしゃぶり、いくら出しても萎える事のないものを、いつまでも舐めつづけた。

「ふはぁ…からだじゅうドロドロォ…」

 半ば、恍惚とした表情で、全身に注がれた精液を舐めとり、それで両方の穴を、慰めていた。鈴奈の全身は、もはや精液がかかっていない個所は全く無く、トイレは、むっとした匂いで満たされていた。
 この状態だと、おそらくは10人ではきかないくらいの、精液が鈴奈にかけられたと思われる。そして、それは両方の穴も同様だろう。

「んちゅっ…ほかの人、こないかにゃぁ…♪」

―トントン―

「うにゃ?」

 扉がノックされる。誰かが入ってくるのだろうと、瞳を輝かせて待っていると、聞き覚えのある声が、ドアから聞こえてきた。

「鈴にゃん、そろそろ出てきたら?」
「うにゃ…みゆみにゃん?」

―ガチャッ―

「うわ…すっごいわね…鈴にゃんも、この匂いも…」

 みゆみは、トイレの中を見渡すと、そこで行われていた行為を想像したのか、やや瞳を潤ませている。

「みゆみにゃぁ…♪」
「だ〜め!ほら、立って。もうすぐ閉店なんだから、最後の仕事をしないと…」
「うにゃ?さいごのしごと…?」

 焦点の合わない瞳で、みゆみを見つめる。そして、

「でもぉ…服が…」
「大丈夫、そのままでも大丈夫だから…♪」

 鈴奈は、みゆみの言葉が上手く理解できず、『???』が頭の中を駆け巡る。

「ほらぁ…早くレジに行って」

 そう言うと、みゆみはトイレの扉を開き、鈴奈の手を取ってレジに向かう。もちろん、鈴奈は全裸で、全身に精液を浴びたままである。

―ビチャッ、ズルッ―

 店内には、まだ4,5人のお客が残っている。そして、その客に鈴奈は見覚えがあった。全員、トイレの中で奉仕した客だった。

「ほら、お客様に、最後のサービスをしないとね?」
「みゆみにゃん…はぁ…」

 鈴奈は、潤んだ瞳で店内を見渡す。全員の視線が、鈴奈に突き刺さる。それだけで、鈴奈は、快感に全身を震わせる。
 ゆっくりと、一歩ずつ、楽しむようにレジに向かう。そして、大量に注ぎ込まれた精液が、蜜壷から流れ落ち、太股をドロリとした塊が流れ落ちる。さらに、後ろの蕾からも、『ブピュッ』と噴き出す。

―ポタッ、ポタッ―

 鈴奈の股間から、精液だけではないものが、滴り落ちる。鈴奈は、完全に顔を紅潮させ、レジに向かう。
 みゆみは、鈴奈に寄り添うように歩き、時々、うなじに唇を這わせ、後ろから手を鈴奈の股間に挿し込み、グチュグチュと音をたたせる。

「ふにゃぁぁっ!ああっ!」
「ほら、レジにつかないと…」

 ようやく、2人はレジにたどり着くと、鈴奈がレジに立つ。そして、みゆみは、鈴奈をレジのテーブルに手をつかせ、少し腰を突き出させると、鈴奈の背後にしゃがみこむ。

「にゃ…みゆみにゃ…何を…」
「ほら、鈴にゃんは、ちゃんと仕事をする!」
「あ…」

 気が付くと、レジには7.8人ほどの行列が出来ていた。鈴奈は、全身精液まみれのままで、会計を始める。
 みゆみは、鈴奈がレジを打ち始めるのと同時に、鈴奈のお尻の割れ目に顔を突っ込むと、鈴奈の蜜壷に注がれた精液を、音をたてて吸出し、飲み込む。

「ずずっ…ずずずっ…んくっ…こくっ…」
「ふぁ…ああんっ!!…合計で…3450円になりますにゃ…ああっ!」

 受け取る伝票も、支払うお釣りも、鈴奈にかけられた精液で濡れている。鈴奈は、みゆみに秘裂を口で覆われ、そのまま吸われる強い快感に、完全に蕩けきった瞳を客に向け、その悶える姿で、客を楽しませる。
 みゆみの顔は、みゆみのお尻、そして、目の前にある小さな蕾から噴き出す、まだ暖かさの残る精液で、ドロドロになってしまっていた。

「にゃうっ!…お釣は…286えんになりますにゃ…ああああぁぁっっ!!!!」

―ズズズッ!ズルズルッ!!―

 最後の客の、会計が終わったと同時に、みゆみは今までで一番激しく、みゆみの蜜壷を吸い上げる。その瞬間、鈴奈は限界に達し、股間からは、チョロチョロと黄金色の滴が落ち、床を濡らしていった。

〜同日 閉店後店内〜

―チュッ、チュッ、ズズッ―

 暗くなった店内に、白く輝く2つの裸体が、床の上で絡み合っていた。その2人は、お互いの股間に頭を突っ込み、69の体勢で、お互いを責めていた。

「んっ…ちゅるっ…んはぁ…すずにゃぁん…♪」
「じゅっ…ちゅぷっ…んあっ!みゆみにゃ…もっとぉ…♪」

 閉店した店内で、鈴奈とみゆみが絡み合っている。鈴奈は朝からそうであったが、みゆみも、暗闇の中で分かるほど、顔が火照り、瞳を潤ませていた。
 そう、みゆみも、鈴奈をレジで責め始めた瞬間に、『発情期』に入ってしまったのである。
 みゆみは、鈴奈の精液で覆われていた身体を、その唇と、舌だけで清め、気が付くと、2人は全裸で絡み合っていたのだ。

―ヌチュッ、ズプッ、クチュッ―

 暗い店内に、2人の熱い吐息と、粘液がこすれ合う音だけが響く。この饗宴は、いつ果てるとも無く続くだろう。まさに、永遠に。